質問:玄米に青いお米が混ざっているけど大丈夫?
答え:実は全て黄金色の玄米になるように育てるとおいしくないんです。
お米の稲穂って上から下まで玄米の粒がそろっているか?
どう思います?
「揃ってますよそんなこと言われなくてもあったり前でしょ!」
という返事が聞こえますが実はそうじゃないんです。
先っぽは一番先にでてきたわけですから大きくて当たり前、まん中は中くらい根もとはこれから頑張る一年生なんですよね。
そこで全部のお米が実るのを待って刈り取ると、お米全体としては熟れ過ぎてかえって食味が低下してガッカリする事が有ります。
それを玄米を全部が実ってしまう一歩手前で収穫するとどうなるでしょう?
これは普通栽培の玄米ですが、
見てみると、ところどころ青いお米が混じった玄米になりますよね。
青いお米は全部が実ってしまう一歩手前、甘さも普通の玄米より数段増します。
しかしここで気を付けていただきたいのは、青米には2種類あるということです。
1.最悪の青いお米(別名死に米ともいいます)
中身が入ってなく、精米すると白いお米になっちゃうお米。最悪粉になって流れてしまいます。
2.良い青い米(生き青)
中身が入っていて、大きさもほぼ普通の黄金色の玄米と変わらない玄米。
生き青米は、あとほんの少し穂についていたらおいしそうな黄金色になってくる玄米の事です。
これは熟練の農家さんの刈り取り日の決断で生まれるお米です。
良い青米があると精米したら普通の白米なんだけどなぜか甘いんです。熟練の農家さんがこの紙一重のタイミングをみはからって、刈り取りされた時おいしいお米となります。
では実際の写真を見てみましょう、
これは特別栽培の減農薬の玄米ですが、
Aのお皿が
「一歩手前で収穫した玄米」
Bのお皿が
「実りすぎの玄米」
これが今日皆さんにお伝えしたいところなんですね。
普通の青米と、最高の青米お分かりになりましたでしょうか?
最初からすべて黄金色の大粒の玄米は実はおいしくないのです。
熟しすぎで味の方はいまいちの玄米が多いのです。
「でも私の買ってる玄米は色もそろってておいしいですが?」
ひょっとして、そう思っていますか?
そうですね、確かに青米の入っていない奇麗な玄米なのにおいしい玄米もあるのです。
それはこう言うことです。
下の写真は当店で販売している宮城の氏家さんの玄米です。
写真を見ればわかるように、氏家さんの玄米には青米が混ざっていませんよね。
実は、氏家さんが調整選抜するときに玄米色彩選別機に掛けているんです。
刈り入れしたときには、見た目に青く見える玄米も混ざっているんですが、これを取り除き奇麗にしてお届しているんですね。
そして、それだけ手間をかけているから価格も上昇してくるんです。
ところで、お手軽な安心玄米の場合、コストの関係で玄米色彩選別機を掛けないで製品化する場合も有ります。
でもね、精米するとこの通り。
ね?奇麗でしょ!
青いお米にも「良い青」「悪い青」が有るっていうことです。
このサイトであなたのお米を販売しませんか?
お米大好き!なお米作りにこだわりのある生産者さん募集
只今、募集はおこなっておりません。申し訳ございませんm(__)m
丹精込めてつくったお米がなかなか売れない・・・・。
安く売りたくはない、価値を認めてほしい!
でも、数件お米屋さんを訪ねてみたけれどなかなか買ってもらえない・・・。
そんな生産者さんにご案内です。
ご質問はお気軽にどうぞ
「 米屋ながはら 」店主としての責任は、お客さまに、より良いものを安心して食べていただくことだと考えています。ただ、通販ではいろいろと不安なこともあるでしょうし、玄米やお米に関して「 これ、だれに聞けばいいの? 」という疑問もあるでしょう。
メールにてお気軽にお問い合わせください
※電話は混み合っているためメールでのお問い合わせでお願い致しますページTOPへ